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台湾籍医師、中国で試験免除


ニュース その他分野 作成日:2008年2月29日_記事番号:T00005780

台湾籍医師、中国で試験免除

 
 中国保健省は27日、台湾籍の医師が中国で医師免許を取得する際、試験を免除する方針を明らかにした。一定の条件を満たせば、申請に基づき、医師資格証書を交付する。28日付経済日報が伝えた。

 試験免除には、台湾で医師資格を取得し、昨年末時点で満5年が経過しており、台湾の「専門医師資格証書」を保有し、かつ台湾の医療機関で就業していることが必要。詳細を発表した時点で免除措置が実施される。人数制限は設けない。

 免除措置は、中国にある台湾資本の医療機関が台湾人の人材を誘致する上での障害を取り除く形となる。ただ、台湾の民間病院で働く医師からは、希望しないにもかかわらず、台湾から中国への赴任を命じられる可能性があるとの懸念も聞かれる。

 福建省アモイ市の台湾系総合病院、廈門長庚医院は地元の専門人材が確保できず、台湾から若手医師が既に派遣されている。ただ、中国の医師資格がないため、事務や教育など非臨床分野の業務にしか就くことができずにいる。