ニュース 政治 作成日:2015年6月30日_記事番号:T00057819
来年1月の総統選と同時に実施される立法委員選挙に向け、与党国民党からの離党者が増える可能性が出てきた。こうした中、野党親民党は政界の第三極として注目を浴びそうだ。
30日付中国時報によると、親民党の宋楚瑜主席は1日午前、小選挙区の立法委員選公認候補の第1次リストを発表する。このうち、新北市第3選挙区(三重区)には張碩文元立法委員が国民党を離党し、親民党から出馬する。
張元立法委員は「政党は市民のための奉仕すべきで、限られたグループに縛られるべきではない」などとする離党声明を発表した。
国民党からはさらに離党者が出る可能性があり、現職の張嘉郡立法委員(雲林県第1選挙区)も「離党を真剣に検討している」と述べた。
離党の背景には、国民党が有権者の支持を失っていることに加え、国民党から総統選に出馬する見通しの洪秀柱副主席(立法院副院長)が対中政策として「一つの中国」政策で中台双方が同じ解釈を取ることを目指す「一中同表」を掲げたことへの反発がある。7月19日に国民党の全国代表大会(党大会)で洪氏が総統候補に正式に指名されれば、離党の動きに拍車がかかる可能性がある。
自由時報によると、親民党の劉文雄副秘書長は「既に国民党籍の3~4人が宋楚瑜主席を訪ね、親民党から出馬したいとの意向を表明している」と語った。
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