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中国信託人寿と台湾人寿、来年1月に経営統合


ニュース 金融 作成日:2015年6月30日_記事番号:T00057826

中国信託人寿と台湾人寿、来年1月に経営統合

 金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)と生保大手、台湾人寿保険は29日、それぞれ定時株主総会を開き、中信金が台湾人寿を株式交換方式で全額出資子会社とすることを決議した。中信金傘下の中国信託人寿(CTBCライフ)と台湾人寿は来年1月1日付で経営統合する。30日付工商時報が伝えた。

 株式の交換比率は、台湾人寿の株式1株当たり中信金の株式1.44株で、株式譲渡手続きは9~10月にも完了し、台湾人寿は中信金の全額出資子会社となる。台湾人寿は上場廃止となる。

 中信金はその後、金融監督管理委員会(金管会)に対し、中国信託人寿と台湾人寿の合併を申請し、来年1月1日に合併が成立する予定だ。合併後の社名は「中信台湾人寿」が有力視されている。

 両社の総資産は5月末現在で、台湾人寿が約5,100億台湾元(約2億円)、中国信託人寿が約4,300億元で、合併後は業界6位の生命保険会社となる。両社は合計総資産が年末までに1兆元の大台を超す見込みと説明した。