ニュース 石油・化学 作成日:2015年6月30日_記事番号:T00057830
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は29日の董事会で、王文淵グループ総裁による台化董事長の続投を決定した。台プラ主要4社のうち創業者の王一族が董事長を務めるのは台化のみで、4社全社での一族以外への事業継承は持ち越された格好だ。30日付経済日報が報じた。
台化の董事会ではこの他、洪福源総経理が副董事長に昇格し、黄棟騰執行副総経理が総経理に就任する人事も決定した。
市場関係者は当初、王総裁が洪氏に董事長職を引き継ぎ、所有と経営の分離を実現すると予想していた。今回の人事は台プラグループ幹部にも驚きをもって受け止められたようだ。
洪氏は、王総裁が台化董事長に留任することで、強いリーダーシップを発揮し、柔軟に経営でき、最大の利益を創出できると説明した。業界関係者は、台化はベトナム、中国・寧波(浙江省)などへの投資を続行し、組織を拡大する方針で、王総裁が自ら率いた方が成果が出るとみている。
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