ニュース 社会 作成日:2015年7月1日_記事番号:T00057845
国防部が「抗日戦争勝利70周年」を記念し、空軍の戦闘機「経国号(IDF)」「F16」の機体に日本軍機の撃墜を象徴する日本国旗を描いた塗装を施したことに日本側から抗議が寄せられ、日本国旗が消去されていたことが分かった。1日付自由時報が伝えた。
空軍司令部政戦主任の張哲平中将は、6月8日に公開後、専門家から指摘があったので、塗り直したと説明した(1日=中央社)
林永楽外交部長は「IDFやF16は第2次世界大戦当時の戦闘機ではなく、史実に合わないとの指摘が日本側から台湾外交部に寄せられた。意見を国防部に伝え、(塗装が)見直された」と述べた。
林外交部長は「日本が台湾に圧力をかけたわけではなく、日本は友人だ」とも語った。
ただ、政界の見方はさまざまだ。野党民進党の黄偉哲立法委員は「台湾と日本は戦争状態にあるわけでもないし、台湾が日本の戦闘機を撃墜したことはない。戦闘機に描かれた日本国旗の国旗は何だったのか」と疑問を呈した。
これに対し、与党国民党の林郁方立法委員は「日本の抗議を受けて修正するというのはおかしく、台湾の国家の品格を失う行為だ」と主張した。
台湾空軍が先月8日、新竹空軍基地で公開したIDFとF16にはそれぞれ5個、16個の日本国旗が描かれていた。これはいずれも日中戦争当時、国民政府軍と米軍の混成部隊が撃墜した日本軍機の数を表している。
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