2007年の中国に対する貿易黒字額が、前年比20％増の462億6,000万米ドルで過去最高となり、輸出額全体に占める中国の割合も30.1％で初めて３割を突破したことが、経済部国際貿易局（国貿局）が28日発表した最新の統計で明らかになった。
対中輸出額は前年比17.3％増の742億8,000元だった。主な輸出製品は、前年比19.5％増の電機設備およびその部品、同24.6％増の光学製品で、対中輸出額全体の54.6％を占めた。国防局は対中輸出の好調の理由として、中国の経済成長、世界のノートブック型パソコン（ノートＰＣ）の需要増加、国際メーカーからの受託生産増加、消費性電子製品の購買力増加、パネル産業の景気回復を挙げた。
中国からの輸入額は前年比13.1％増の280億2,000万米ドルだった。輸入額全体に占める中国の割合は12.8％と低く、米国、欧州連合（ＥＵ）、日本、韓国の同値を下回った。国貿局は、農産品の輸入禁止品目が2,000項目を超えることをこの理由に挙げた。
昨年の対中貿易額は、前年比16.1％増の1,023億元で、過去最高だった。29日付工商時報が報じた。
