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家庭用ロボット、台湾IC設計業界の有望市場に


ニュース 電子 作成日:2015年7月1日_記事番号:T00057867

家庭用ロボット、台湾IC設計業界の有望市場に

 ソフトバンクが6月に一般販売を開始した、世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」が用意した1,000台がすぐに完売する好調な売れ行きを見せる中、市場調査会社、拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)の柏徳葳産業顧問は、ペッパーが多様なセンサーやコアチップを搭載するなど、家庭用サービス型ロボットには多量のICが使用されるため、台湾のIC設計業者にとって有望な新市場となるとの見方を示した。1日付工商時報が報じた。

 国際ロボット連盟(IFR)の予測によると、2013〜16年の間に2,200万台の個人/家庭用サービス型ロボットが販売・使用されるようになり、うち1,550万台を自動掃除機、除草機など家庭用ロボットが占め、販売額は56億米ドルに達するとされる。

 なお柏顧問は、台湾には工業用、サービス業向け専用ロボットのIC、センサー、モーターなど重要部品、モジュール、システムなどについては十全なサプライチェーンが構築されているが、ペッパーのようなレベルのロボットの製造には技術的な精密度を欠いていると指摘。特にソフトバンクのような人工知能(AI)技術を有する企業が台湾にはないと強調した。