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遠東航、全面運航停止を否定


ニュース 運輸 作成日:2008年2月29日_記事番号:T00005787

遠東航、全面運航停止を否定

 
 資金不足が深刻化し、航空燃料が買えず今週末全面運航停止となるとのうわさが出ていた遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は28日、「たとえ資金不足が解消できなかったとしても、絶対に全面的な運航停止は行わない」強調し、部分的な運航停止による燃料費削減で対処することを表明した。29日付経済日報が報じた。

 同社は29日の業務終了時点で1,000万台湾元(約3,410万円)の資金不足となるが、現在早期回収を協議している1,500万元の売掛金によりこれを解消できるとしている。また、既に運航便数を減らしているため燃料費も少なく、3月5日までには「廈門国際航空港空運貨站」の株式売却により1億6,500万元の資金が手に入り、当面の資金不足の心配はなくなるという。

 ただ、根本的な問題解決には、「大株主の資金提供による救済が必要」との認識で、同社上層部は、給与を満額受け取れていない従業員が、安心して業務に従事できるよう、株主との協議を継続してなるべく早く結果を出したいとしている。