ニュース 公益 作成日:2015年7月2日_記事番号:T00057875
台湾全土の発電所で1日、7基の発電機が同時に故障し、電力の供給予備率が過去10年で最低の2.46%まで低下する緊急事態が起きた。2日付経済日報が伝えた。
同日には▽和平火力発電所1号機(民間・花蓮県)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の麦寮熱電併給発電所C号機(雲林県)▽台湾電力(TPC)の協和火力発電所1号機(基隆市)、大潭火力発電所2号機(桃園市)、興達火力発電所2号機、5号機(高雄市)──でトラブルが発生。修理が終了したばかりの台中火力発電所8号機も正常な発電量を確保できなかった。
このため、電力供給能力は通常より150万キロワット(kW)少ない状態となり、供給予備率が急低下した。
一方、経済部は同日、夏の電力安定供給に向け、「経済部電力供給緊急対応小委員会」の会合を開き、供給予備電力が50万キロワット以下に落ち込む状態が続いた場合には、工業セクターへの電力供給制限、地域ごとの輪番停電を実施することを申し合わせた。
TPCは7~8月の電力需要期を乗り切るため、大口契約者に契約電力を引き下げるなど節電を呼び掛けていくことにしている。
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