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猛暑で電力消費急増、供給制限寸前


ニュース 公益 作成日:2015年7月3日_記事番号:T00057903

猛暑で電力消費急増、供給制限寸前

 2日の台湾全土の電力消費量は、猛暑の影響で午後1時48分に過去最高の3,538万キロワット(kW)に達し、供給予備率は当初見込みの3.11%を下回る2.07%まで落ち込んだ。3日付工商時報などが伝えた。


太平洋高気圧の影響で、台北では気温が37度まで上昇した(2日=中央社)

 電力の供給余力は67万3,000キロワットまで落ち込み、電力供給制限ラインとなる50万キロワットまでわずか17万キロワットに迫った。

 経済部は電力供給を制限する必要が生じた場合、半導体、セメント、鉄鋼、紡織、百貨店など電力消費量が5,000キロワット以上の事業所が優先的な制限対象になると説明した。

 鄧振中経済部長は「予告なしに電力の供給制限を行えば、企業の投資意欲にも影響する。発電所の建設には時間を要し、急には発電容量を増やせないため、各界に節電を呼び掛けるしかない」と述べた。

 台湾電力(TPC)は電力消費のピークを今月8~9日と見込んでおり、来週には供給予備率が2.2%まで低下するとみている。