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記事番号:T00057919
2015年7月3日15:54

 行政院金融監督管理委員会(金管会)は2日、三菱東京UFJ銀行の高雄支店開設を認可した。同行広報部は「将来性のある市場であることを総合的に考慮し、高雄への出店を決定した」と説明。場所は未定ながら今年度中の開業を予定している。高雄支店の開設は3大メガバンクとしてはみずほ銀行に次いで2行目となる。

 高雄支店の資本金は1億2,000万台湾元(約4億8,000万円)。三菱東京UFJ銀行にとって台北支店に続く2カ所目の台湾拠点だ。現在の台北支店は、1993年設立の東京銀行台北支店と95年設立の東海銀行台北支店が、それぞれ三菱銀行、三和銀行との合併を経て、06年の東京三菱銀行とUFJ銀行との合併で誕生した。

 3日付工商時報によると、三菱東京UFJ銀行は高雄市と台南市をIT(情報技術)、液晶などハイテク産業の主要集積地とみており、顧客のホンダや旭硝子、凸版印刷なども南部に拠点を構えていることから、高雄進出には顧客に近い場所で金融サービスを提供する狙いがある。金管会は、高雄支店開業が日本企業による台湾投資をさらに促進し、南部の雇用拡大に寄与すると期待している。

 工商時報は、福岡銀行も近く銀行局に台湾への事務所開設を申請すると報じた。三菱東京UFJ銀行と同様、顧客の近くで金融サービスを提供したい考えとされるが、同行はワイズニュースの取材に「コメントできない」と回答した。

 金管会によると、台湾には外国銀行27行が進出し、支店は計36カ所と台湾の支店全体の1%を占める。高雄市に支店を持つ外国銀行は▽みずほ銀行▽バンコク銀行(タイ)▽BNPパリバ(仏)▽東亜銀行(香港)▽UBS(スイス)──の5行だ。

日本の台湾投資、拡大傾向

 経済部投資審議委員会(投審会)の統計によると、日本企業の台湾投資額は10年の3億9,900万米ドルから昨年5億4,700万米ドルへと拡大傾向にある。金管会銀行局の邱淑貞副局長は、台湾は産業チェーンが完備されている他、中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)進出への足掛かりにもなると指摘。また、外資に対する規制緩和措置も魅力の一つと強調した。

【表】

 

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