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力霸の台北皇冠大飯店、21億元で馥敦旅館に売却


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年2月29日_記事番号:T00005794

力霸の台北皇冠大飯店、21億元で馥敦旅館に売却


 力霸集団傘下、台北皇冠大飯店(シティクラウンホテル・タイペイ、もと台北力霸皇冠大飯店)の陳月鳳総経理は27日、同ホテルを21億台湾元(約72億円)で台北馥敦旅館に売却したと発表した。今後同ホテルは台北馥敦の南京分店となる。昨年の力霸事件発生以降、同ホテルの売却に向けた入札は3度流れており、ようやく売却先が決定した形だ。28日付聯合報が報じた。

 台北皇冠大飯店は力霸傘下で利益を計上できる数少ない事業で、陳総経理によると、昨年の売上高は通年で約3億元、繁忙期は単月3,000万元に上ったといい、600坪余りの敷地だけで40億元の市場価値があるという。

 同ホテルはかつて力霸集団創業者、王又曽氏がビジネスパートナーの招待所として使用し、最上階の100坪の最高級スイートは、王氏が横領事件で海外へ逃亡する前の数年間は、王氏のみが使用していたという。事件発生後、影響を懸念してホテルの名前から「力霸」の二文字を外していた。