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空き巣男が被害者に一目ぼれ、再侵入して愛を告白


ニュース 社会 作成日:2015年7月7日_記事番号:T00057948

空き巣男が被害者に一目ぼれ、再侵入して愛を告白

 空き巣の前科のある男が昨年、新北市の民家に侵入した際、室内にあった住人女性の写真を見て一目ぼれをした。3日後に再度侵入して女性に愛を告白したものの、彼女の冷静な対応により、あえなく逮捕されてしまった。

 検察の調べによると、この空き巣男(30)は昨年5月4日の夜、新北市三重区にあるアパートの2階に、窓に鍵がかかっていない部屋を発見。さっそく水道管を伝って部屋に侵入し、香水入れや金のネックレス、キャッシュカードなどを懐に入れた。

 その場を離れようとした時、男の目に1枚の写真が飛び込んできた。写真にはその部屋の住人と思われる20代の美しい女性の姿が写っており、あろうことか男はこの女性に一目ぼれしてしまった。

 彼はいったん部屋を引き上げたものの、その女性のことが頭から離れず、とうとう3日後の夜7時ごろ、再び同じアパートの近くまで行き、住人女性が帰宅するのを確認した後、前回と同様、窓から侵入した。

 その時、既に就寝していた住人女性は物音に目を覚まし、男の姿を見て恐怖におののいた。しかし彼女は相手を刺激しては危険な目に遭う可能性があると考えて騒ぎ立てず、そのまま寝たふりを続けた。

 ただ、男はいすに腰掛けて彼女の寝姿をみつめたまま、一向に立ち去ろうとはしなかったため、彼女は起き上がり、男と会話を交わした。

 10分ほど話をしたところで、ついに男は「あなたと付き合いたい」と告白。これに対し女性はひとまず同意するふりをした上で、相手に「これから夜勤に出かけなければならない」と告げ、バイクで送るという男の言葉に従って外出。会社の近くでバイクから降りて男と別れた後、すぐに警察に通報してバイクのナンバーを告げた。

 そんなこととはつゆ知らず、男は別れた後も彼女の携帯電話に愛を告げるメッセージを送り続けていたが、ほどなくして逮捕されてしまった。

 男の無神経にもあきれるが、それ以上に女性の並外れた冷静さと機転の良さに敬服させられる。