ニュース 政治 作成日:2015年7月7日_記事番号:T00057950
与党国民党の総統選候補になることが濃厚な洪秀柱副主席(立法院副院長)の支持率が低下している。同党が内部参考用に実施した世論調査でも民進党の蔡英文主席との支持率差が6月末の5ポイントから15ポイントに拡大し、劣勢に立たされている。7日付中国時報が伝えた。
洪氏(前左)は、選挙までまだ半年あり、世論調査に波があるのは当然だと述べた(6日=中央社)
最新の党内世論調査で、洪氏の支持率は30%にとどまり、蔡氏の44.7%に大きく水を開けられた。
洪氏は「一中同表(中国と台湾が中国全体の一部であることを相互に表明する)」という対中政策路線が中台の現状維持を望む世論の反発を買った格好だ。
国民党の選対関係者からは「対中政策を修正しない限り、選挙を戦えない」とする焦りの声も漏れる。洪氏が総統選で敗色濃厚であることはある程度織り込み済みだが、国民党内では総統選と同時に行われる立法委員選への影響を懸念せざるを得ないためだ。
国民党内では郝龍斌副主席や李四川秘書長が対中政策見直しを進言したとされるが、世論の対中接近アレルギーは大きく、路線修正が支持回復に直結するかどうかは未知数だ。
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