ニュース 政治 作成日:2015年7月8日_記事番号:T00057980
与党国民党の総統選公認候補になることが濃厚ながら、「一中同表(中国と台湾が中国全体の一部であることを相互に表明する)」という対中政策路線で最近人気が急落している洪秀柱同党副主席(立法院副院長)は、今後「一中同表」を表明しない方針であることが分かった。洪氏事務所の游梓飛スポークスマンが明らかにしたもので、外部の誤解や曲解を避けるべく、今後は理解しやすい対中政策テーゼを提起していくと説明した。8日付自由時報が報じた。
洪氏は健康問題に疑問が呈されたため8日記者会見を開き、「4年前に乳がんを患ったが今は健康だ」と強調した(8日=中央社)
両岸政策協会(CSPA)が7日発表した総統選支持率調査によると、民進党の蔡英文主席50.4%に対し、洪氏は26.9%と23.5ポイントもの差が付いた。さらに、親民党の宋楚瑜主席を加えた場合では、蔡氏39.9%、宋氏21.4%、洪氏19.4%と、洪氏は宋氏をも下回る結果となった。
こうした情勢から、国民党の本土派立法委員からは「洪氏は指名を辞退すべきだ。このまま立候補となれば国民党を敗北に導き、馬英九総統、朱立倫主席を含めて皆、罪人になる」といった声が上がっている。
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