ニュース その他分野 作成日:2015年7月8日_記事番号:T00057982
財政部が7日発表した6月の輸出総額は230億7,000万米ドルで前年同月比13.9%減少し、5カ月連続の前年割れとなった。輸出総額は春節(旧正月)の影響を除けば2010年10月以来で最低、減少幅は09年8月以来で最大だった。深刻な輸出不振で今年通年の台湾域内総生産(GDP)の成長率予測は下方修正が避けられず、2.5%以下に落ち込むとの見方が浮上した。8日付経済日報などが報じた。
財政部統計処の葉満足処長は、6月輸出総額の大幅減は電子製品の在庫調整が主因と説明した。電子製品の輸出額は74億1,600万米ドルで前年同月比10.8%減少し、減少幅は09年8月以来で最大だった。輸出全体の約3割を占める電子製品は4カ月連続前年割れとなり、減少幅も拡大を続け、輸出総額を押し下げた。
市場別の6月輸出額は軒並み前年割れとなった。中国(香港含む)向けは88億1,300万米ドルで前年同月比17.1%減少し、減少幅が各市場で最大だった。中国のサプライチェーン現地化政策の影響だ。また、米国向けは28億1,600万米ドルで8.2%減少し、1年半ぶりにマイナス成長に転じた。
第2四半期の輸出総額は前年同期比9.8%減で、行政院主計総処の従来予測(6.95%減)より3ポイント近く悪い減少幅となった。財政部は、第2四半期のGDP成長率は3%を下回る恐れがあると予想した。行政院主計総処の関係者は、第3四半期の輸出も前年割れが避けられず、通年のGDP成長率に響くとの見方を示した。
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