ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が７日発表した６月連結売上高は前月比8.5％増、前年同月比5.79％増の166億1,600万台湾元（約656億円）で、２カ月連続のプラス成長だった。８日付経済日報などが報じた。
パソコン、タブレット端末市場は６月の需要が弱いが、近年中国は夏季の需要が旺盛で、メディアテックは６月中旬から出荷が増加した。第４世代移動通信規格（４Ｇ）対応スマートフォン向けローエンド「MT6753」の出荷が好調で、６月のスマホ用チップ出荷は3,000万セット以上となり、平均販売価格（ＡＳＰ）も上昇した。
業界関係者は、メディアテックはローエンドの４Ｇチップの出荷拡大が続き、７月のスマホ用チップ出荷量が６月を上回ると予測した。
メディアテックの第２四半期連結売上高は前期比１％減の470億4,400万元で、目標452億〜490億元の範囲内だった。上半期は945億8,000万元で前年同期比5.55％減だった。
