李登輝元総統（92）の事務所は８日、李氏が21～26日の日程で日本を訪問すると発表した。訪日は昨年９月以来で、2000年の総統退任後７回目となる。東京、福島、宮城の３都県を訪れる予定だ。９日付中国時報が報じた。
李氏は21日に東京に入り、22日に親台派国会議員の招きで国会議員会館で、23日に外国特派員協会で講演する予定だ。24日に福島県郡山市の病院で先端がん治療の現場を視察する。25日に宮城県松島町の瑞巌寺を訪問、26日に岩沼市にある東日本大震災の犠牲者の慰霊碑を訪れ、その後帰台する。
李氏は昨年の訪日の際、安倍晋三政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認を支持する発言をしており、東京での講演内容によっては李氏を「台湾独立派」とみる中国から反発を招く可能性もある。
