ニュース 電子 作成日:2015年7月9日_記事番号:T00058020
タッチパネル業界では下半期、アップル関連のサプライヤーを除き、厳しい市況に見舞われる見通しだ。業界関係者によると、最近中国のスマートフォン市場で受注見通しが不透明となっている上、ノートパソコン市場でもウィンドウズ10発売を前に模様眺め傾向が強まっていることから、ウィンドウズ10搭載新機種向けタッチパネルの受注は第3四半期末以降にずれ込むと予測されている。こうした中、業界では価格競争が激化し、特に中国では事業から撤退するメーカーも出てきそうだ。9日付電子時報が報じた。
中国のタッチパネルメーカーによると、同国スマホ市場では通信キャリアが販売補助金を削減したこと、および市場が飽和に近づいていることから販売が低迷しており、さらに第3四半期にはiPhoneの新機種が発売されると観測されていることから、その他ブランドの新機種は出荷規模が限られる見通しだ。
こうした中、タッチパネル業界では値下げによる受注競争が激化しており、5インチの薄膜タッチパネルモジュールの価格は年初の5〜6米ドルから第2四半期には4米ドル以下に低下した。タブレット端末向け7インチ製品はさらに厳しい状況で、中国の中堅メーカーの中には2米ドルまで引き下げるところも出現しているという。
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