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洪秀柱氏の対中政策、「一中各表」に回帰


ニュース 政治 作成日:2015年7月10日_記事番号:T00058032

洪秀柱氏の対中政策、「一中各表」に回帰

 与党国民党の総統選候補者になることが濃厚な洪秀柱同党副主席(立法院副院長)は、対中政策方針を党の政策である「1992年の共通認識、一中各表(一つの中国の原則を堅持しつつ、中台が異なる解釈を取る)」に戻すことを決めた。従来の「一中同表(中国と台湾が中国全体の一部であることを相互に表明する)」を悪評を受けて撤回した形で、これにより公認候補となる準備が整ったといえる。10日付聯合報などが報じた。

 洪氏はまた、中台関係に関して、中国側に中華民国の存在の正視を求めること、台湾独立への反対、長期的安定に向けた平和協定締結の3点を選挙戦で訴えていく考えも示した。

 洪氏は今後は「一中同表」を表明しない考えだが、選挙に向けて立ち上げたフェイスブック(FB)ページには「『一中同表』は両岸(中台)関係がどのような関係なのか明確に語ったものだ」と発言した映像が残っており、今後民進党陣営によってアンチキャンペーンの材料に使われる可能性もある。