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独キマンダがスタック式採用、南亜との提携微妙に


ニュース 電子 作成日:2008年2月29日_記事番号:T00005804

独キマンダがスタック式採用、南亜との提携微妙に

 
 独キマンダは27日、今年下期から65ナノメートル技術を使ったスタック式DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の試験生産を開始すると発表した。これまで主力だったトレンチ式DRAMは、58ナノメートル規格を最後に開発が中止される見通しとなり、トレンチ式を採用している台湾の南亜科技との提携維持が微妙な情勢となった。28日付工商時報が伝えた。

 業界関係者によると、キマンダが同日、スタック式DRAMの開発計画を明らかにした際、南亜科技との提携維持について言及せず、「新技術では新たな提携パートナーを求める」とだけ述べた。発言は提携相手がトレンチ式で協力関係にある南亜科技とは限らないことを暗示している。南亜科技は以前、沖電気からの受注でスタック式DRAMに関する技術的基礎はあるが、キマンダとの提携関係を維持できるかは不透明だ。

 南亜科技をコメントを拒否している。同社をめぐっては最近、日本のエルピーダメモリ、米マイクロンなどが提携に関心を示しているとされる。