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中正紀念堂周辺建物の高さ制限、撤廃検討


ニュース 建設 作成日:2015年7月10日_記事番号:T00058042

中正紀念堂周辺建物の高さ制限、撤廃検討

 柯文哲台北市長は9日、台北市の中正紀念堂から50メートルの範囲で建物の高さを53メートル以下に制限している現行規制は不合理だとして、撤廃を視野に検討を進めていく方針を表明した。10日付自由時報が伝えた。

 蒋介石元総統の功績を称えるために建設された中正紀念堂の周辺には、忠孝東路沿いの国父紀念館と同様、景観を保持する目的で建物の高さ制限が設けられている。これは要人の安全確保や航空機の安全運航を目的とする総統府周辺(博愛特区)や松山空港周辺の高さ制限とは性格が異なる。

 柯市長は「重視すべきことは高さ制限が不合理である点で、権威主義統治時代の事情を考慮する必要はもはやない」とし、今後中正区内の都市計画を全般的に見直す際、中正紀念堂周辺の建物の高さ制限撤廃を同時に検討していくと説明した。