トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の６月連結売上高は前月比17.5%増、前年同月比18.7%増の159億4,200万台湾元（約620億円）、裕隆汽車製造（ユーロン・モーター）は前月比6.1%増、前年同月比6.5%増の107億8,700万元で、ともに同月の過去最高を記録した。10日付工商時報が報じた。
和泰汽車は６月に台湾生産セダンのカローラアルティスを4,152台、輸入ＳＵＶ（スポーツ用多目的車）のＲＡＶ４を2,055台売る好調ぶりを見せ、１年で最も需要が強い１月の売上高（165億7,500万元）に迫った。同社の上半期連結売上高は855億1,100万元で、前年同期比7.6%増加した。
裕隆汽車は、自社ブランド「ラクスジェン（LUXGEN）」から４月に台湾で発売したＳＵＶ「Ｕ６ターボ・エコハイパー」、６月下旬に発売した７人乗りＭＰＶ（多目的車）「Ｍ７ターボ・エコハイパー」、および中国での中型セダン「新納５」の販売が好調で、６月の売上高を押し上げたと説明した。同社の上半期連結売上高は598億7,800万元で前年同期比10.1%増加した。証券会社は、今年通年では昨年実績の1,200億元を上回り、過去最高を更新すると予想した。
