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イノラックスQ2売上高、過去5四半期で最低【図】


ニュース 電子 作成日:2015年7月10日_記事番号:T00058051

イノラックスQ2売上高、過去5四半期で最低【図】

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が9日発表した6月連結売上高は前月比3.3%減、前年同月比17.5%減の301億5,700万台湾元(約1,180億円)だった。第2四半期の連結売上高は前期比6.4%減、前年同期比15.6%減の937億5,500万元。四半期ベースでは2014年第2四半期以降の5四半期で最低となった。IT用パネル需要不振などによる出荷減やパネル価格下落が影響した。10日付工商時報などが報じた。

 6月の出荷量は、大型パネルは前月比6.6%減の1,011万枚、中小型パネルは前月比3.7%減の1,856万枚だった。第2四半期実績は大型パネルは前期比2%減の3,100万枚、中小型パネルは前期比9.3%減の5,610万枚だった。イノラックスの6月出荷量はAUOの大型パネル約805万枚、中小型パネル約1,688万枚を上回ったが、連結売上高はAUOの305億6,000万元を下回った。イノラックスはテレビ用パネルの約半数が23.6インチであるのに対し、AUOは40インチ以上が中心のためだ。

 7月はサプライチェーンの在庫調整やパネル価格の下落が続くため、パネル需要の回復は厳しいとみられる。イノラックスもAUOも月末に業績説明会を予定しており、市場見通しにどのような説明を行うのか注目される。