ニュース その他分野 作成日:2015年7月13日_記事番号:T00058059
台湾は中国からの2014年輸入額は480億4,000万米ドルと前年比12.8%増えた一方、対中輸出額は821億4,000万米ドルながら0.43%しか増えていない。最近、中国メーカーの台頭を輸出不振の原因とする「紅色供給網(レッドサプライチェーン)脅威論」が強まっているが、中国の鉄鋼、機械設備、電子製品などが既に台湾に大挙して押し寄せていると11日付経済日報は指摘した。
昨年中国からの輸入額が最も多かったのは、半導体チップの49億9,600万米ドルで前年比18.5%増。続いてスマートフォンが22億8,300万米ドルで41%増だった。
昨年中国からの輸入額の成長率が最も高かったのは機械のうち「移動式または門型ジブクレーン」で、輸入額は前年比約5,000倍の6,500万米ドルとなった。続いて、鉄または非合金鋼の半製品が、炭素含有量が全重量の0.25%以上のものが約48倍、0.25%未満のものは34.5倍だった。
経済部は、中国製の電子製品は品質が向上し、価格競争力が高まったと指摘。鉄鋼原料は以前台湾で調達していたが、メーカーはコストを考慮し、中国から輸入して加工し、輸出するようになったと説明した。
中国からの輸入大幅増の原因は、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ品目)との見方もあるが、発効した2011年との比較では、中国からの輸入額全体は1割以上増えたが、アーリーハーベスト対象製品は6%未満しか増えていない。
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