ニュース 公益 作成日:2015年7月13日_記事番号:T00058061
台湾電力(TPC)第1原子力発電所(新北市石門区)1号機で昨年12月28日、定期検査のために燃料集合体を移動中、上下の支持格子を支える連結部品が断裂し、上部のハンドルが外れた事故で、行政院原子能委員会(原子力委員会、原能会)はこのほど、素材の問題と予期しない力が長期にわたりかかっていたことによる「偶発的」なものだったとする安全評価報告書をまとめた。13日付自由時報が伝えた。
1号機は事故の影響で200日以上も稼動を停止している。
報告によると、同様の構造の燃料集合体は世界で1万4,000体が使用されているが、今回のような事故は他に報告されていないという。
立法院は先ごろ、原能会が1号機の稼動再開を認可する前に議会報告を求める決議を行っているが、まだ立法院の議事日程に組み込まれていない。このほか、TPCも大規模修理後に必要な所定の再稼働申請をまだ提出していない状態だ。
今回の報告について、原子力工学の専門家、賀立維・宜蘭人文基金会顧問は「特定の燃料集合体に限った問題ではないはずだ」として、サンプル検査を実施すべきだと提言した。
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