ニュース 金融 作成日:2015年7月13日_記事番号:T00058062
中国の相次ぐ利下げや預金準備金率引き下げの影響で、中国に進出する台湾系銀行の増益ペースが著しく減速している。11日付経済日報が伝えた。
台湾の金融監督管理委員会(金管会)によると、台湾系銀行の中国の分行(地域本部に相当)16店の今年1~5月利益は前年同期比41%増の18億5,000万台湾元(約73億円)で、中国進出以降で最も小幅だった。
台湾系銀行は進出以来、これまで毎年倍々ゲームで成長を続けてきた。昨年も2.2倍の増益を記録していた。
一方、金管会が市中銀行に対し、中国を含む海外拠点でのリスク・エクスポージャー管理の徹底を指示したところ、5月末時点で銀行全体の対中国リスク・エクスポージャーが純資産に占める割合は62%で、今年第1四半期の67%に比べ低下したという。中国経済の下振れリスクで、特に中小企業に対する融資を引き締めた効果とみられる。
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