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西門町復活、賃料2倍・空室率ほぼゼロ【表】


ニュース 建設 作成日:2015年7月13日_記事番号:T00058064

西門町復活、賃料2倍・空室率ほぼゼロ【表】

 不動産管理会社の永慶資産管理がまとめた台北市の5大商圏の賃料、空室率集計によると、西門町商圏では歩行者天国付近の月額賃料相場が過去1年で2.15倍上昇。空室率は1.3ポイント低下し、わずか0.5%という低水準となったことが分かった。賃料は忠孝敦化商圏を上回り、空室率は同商圏を下回る活況ぶりだった。背景には中国人個人旅行客を中心とする観光客の増加があるとみられる。13日付蘋果日報が伝えた。

 香港系の不動産仲介業者、中原地産(センタライン・プロパティーズ)によると、特に人気が高いのは漢中街、峨眉街、武昌街、西寧南路の順で、漢中街と峨眉街では平均賃料が1坪当たり3万台湾元(約11万8,500円)を超えた。担当者は「賃料がいくら高くても借り手が付く状況だ」と話した。

 永慶房屋の担当者は「3年前に中国人の個人旅行が解禁され、西門町では観光客の割合が7割を占めるまでになった。周辺にはホテルなど宿泊施設が増えており、観光客の消費意欲も旺盛なため、商圏が復活を遂げている」と指摘した。