ニュース 石油・化学 作成日:2015年7月13日_記事番号:T00058067
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が、国際原油価格の反発を受けて第2四半期業績を大幅に回復させた。10日発表した主要4社の第2四半期の純利益は、前期比324%増の602億2,300万台湾元(約2,380億円)となった。石化製品価格の上昇によって利幅が拡大したことが要因だ。特に台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は、オレフィン製品の利幅拡大などにより、前期の20倍の246億9,100万元と四半期ベースの過去最高売上高を記録した。11日付工商時報などが報じた。
台塑化以外の3社の純利益は▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、125億3,400万元▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、121億9,600万元▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、108億200万元──となった。
台プラグループは7月は減収に見舞われると予想しており、その要因として台塑化オレフィン工場の年次保守、および中国株下落によって、中国市場の購買力低下が石化製品需要の減少につながるとの懸念から原油価格が下落したことを挙げた。ただ、8月と9月は石化製品の需要期要因が表れるとして、第3四半期の見通しは慎重ではあるものの悲観はしていないと説明した。
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