自転車大手の巨大機械工業（ジャイアントＭＦＧ）と美利達工業（メリダ）は、上半期連結売上高がそろって過去最高を更新した。欧米市場で高単価製品の高い需要が続いている。13日付工商時報が報じた。
ジャイアントの上半期連結売上高は前年同期比2.81％増の301億5,100万台湾元（約1,200億円）だった。６月連結売上高は前年同月比8.49％増の51億3,000万元。
メリダの上半期連結売上高は前年同期比6.41％増の132億3,000万元で、販売台数は3.72％増の118万7,453台。うち欧米向け販売台数は10.69％増の52万台だった。６月連結売上高は前年同月比1.98％減の25億6,500万元。販売台数は7.81％減の19万台だった。
台湾３位の愛地雅工業（アイディール・バイク）は上半期連結売上高が27億5,500万元で前年同期比41.04％増だった。６月連結売上高は前月比21.39％増、前年同月比90.06％増の４億1,600万元。昨年、欧州連合（ＥＵ）が反ダンピング（不当廉売）課税を取り消したことで、中国・東莞工場に受注が相次ぎ、大幅増収となった。
自転車用チェーン世界最大手、桂盟国際（ＫＭＣ）も、上半期連結売上高が前年同期比27.57％増の15億7,300万元で過去最高だった。６月連結売上高は前年同月比27.93％増の２億4,900万元。昨年、天津桂盟を買収した効果が出た。
