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高気圧で黄砂が移動、台湾本島の大気は「普通」


ニュース 社会 作成日:2008年3月3日_記事番号:T00005808

高気圧で黄砂が移動、台湾本島の大気は「普通」

 
 先ごろ中国甘肅省、内モンゴル自治区一体で黄砂が発生したことにより、行政院環境保護署(環保署)は、砂塵が寒気団の南下に伴って台湾に影響を及ぼし、1立方メートル当りの微細塵埃濃度が最高で400~500マイクログラム(μg)に達すると予測していた。しかし、寒気団の威力が予想ほど強くなく、中国の高気圧が砂塵を東に押しやり、現在黄砂の影響が出ているのは主に金門・馬祖一帯に限られ、台湾本島の午前中の大気の状態はほぼ通常並みを維持している。3日付中央社が報じた。

 環保署の警告をメディアが大きく報じたことにより、3日は多くの人が砂塵予防のためマスクを着けて外出した。しかし実際は、台湾本島での最高濃度は台北県万里の110μg/時で大気レベルは「不良」、陽明山、宜蘭、花蓮などの観測所では90μg/時以下となり、「普通」レベルにとどまった。

 環保署では、今後2、3日で黄砂の影響は徐々に弱くなっていくと予想している。