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グンゼ、八仙事故に人工皮膚寄贈


ニュース 社会 作成日:2015年7月14日_記事番号:T00058092

グンゼ、八仙事故に人工皮膚寄贈

 グンゼ(本社・大阪市、児玉和社長)は13日、新北市の八仙水上楽園で先月27日に起きた粉じん爆発事故に対し、日本赤十字社に2,300万円相当の人工皮膚を寄贈したと発表した。


台湾の空港に到着したグンゼの人工皮膚(同社リリースより)

 寄贈したのは、重度のやけどや外傷で深い皮膚組織の治療に使用される同社の真皮欠損用グラフト(人工皮膚)「ペルナック」で、数量は500枚程度(4.7平方メートル)。10〜30人の処置に役立つという。12日朝に台北市に到着し、既に16カ所の病院で配布され手術が行われている。

 この他、日本赤十字社が中華民国紅十字総会(台湾赤十字)に5日、日本製の人工皮膚(1億円相当)を寄贈したが、うち約半数がペルナックだったと明かした。

 グンゼのペルナックは、組織再生の足場になるスポンジ状のコラーゲン層を有するシートで、コラーゲンスポンジの空隙に毛細血管や線維芽細胞が入り込み、2〜3週間でコラーゲン層が真皮様組織に置き換わる。手術後のケロイドや皮膚の引きつれも少ない上、美容的にも優れているので、術後の患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上に貢献する。