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豊泰が上半期4割増益、ナイキ受注拡大で


ニュース その他製造 作成日:2015年7月15日_記事番号:T00058129

豊泰が上半期4割増益、ナイキ受注拡大で

 製靴大手の豊泰企業が14日発表した上半期連結売上高は前年同期比18.15%増の262億1,300万台湾元(約1,040億円)で同期としての過去最高、純利益は44.11%増の18億1,300万元となった。今年は海外工場や台湾本部の専門職、技術者の給与を8~10%引き上げ、財務負担の影響が懸念されていたが、ナイキからの受注拡大が貢献した。上半期の靴の販売数は15.5%増の4,457万足だった。15日付工商時報が報じた。

 第3四半期の見通しについて証券会社は、出荷量が順調に推移すれば、前年同期を上回る売上高を期待できると分析。豊泰は、靴の生産量は前期比1%減、前年同期比6%増の2,180万足、販売数は前期比9%減、前年同期比12%増の2,170万足と予想している。

 豊泰によると、1,600万米ドルを投資したベトナムのドナ・スタンダード第3工場では、今年第2四半期の生産ライン敷設後にナイキ以外の顧客からカジュアルシューズの生産を開始した。同社がナイキ以外のカジュアルシューズを生産するのは初めてだが、既に2~3社より受注を獲得しており、今年は同製品の生産量が増加するとしている。