ニュース 電子 作成日:2015年7月15日_記事番号:T00058133
市場観測によると、アップルが12.9インチのタブレット端末、iPad Proを11月中旬に発売予定で、鴻海精密工業が9月末の量産に向け準備を進めているようだ。鴻海はノーコメントとした。15日付工商時報が報じた。
業界関係者によると、iPad Proの12.9インチ液晶パネルはシャープとサムスン電子が供給することに決まり、LGディスプレイ(LGD)は良品率が低いため3番手となりそうだ。タッチパネルモジュールは鴻海傘下の業成控股(GISホールディング)と宸鴻集団(TPKホールディング)が供給し、GISの出荷は全体の7割と、iPad、iPad miniの6割より増えそうだ。
部品のサプライヤーリストが明らかになり、鴻海が広達電脳(クアンタ・コンピュータ)を抜いて、主要組み立てメーカーに浮上するとみられている。ただし初回出荷量は多くなさそうだ。
その背景には、iPadの不振を受けアップルが発注に慎重になっていることがあるとみられる。市場調査会社、IDCの調査によると、第1四半期のタブレット市場でアップルはシェア首位(26.8%)だったが、出荷台数は前年同期比22.9%減の1,260万台と5四半期連続で減少した。2位のサムスンは16.5%減の900万台(シェア19.1%)。一方、3位の聯想集団(レノボ)は250万台(シェア5.3%)で23%増えた。4位の華碩電脳(ASUS)は180万台で30.6%減と、上位5社で最も大きく落ち込んだ。
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