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「エバーライト虚偽声明に禁止」、日亜化学が発表


ニュース 電子 作成日:2015年7月15日_記事番号:T00058136

「エバーライト虚偽声明に禁止」、日亜化学が発表

 日本の発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業は14日、台湾のLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)との特許紛争に関連して、エバーライトの外国人従業員によるメディアのインタビューでの発言がドイツの裁判所に虚偽と判断され、今後ビジネス上の競争で同一の声明を発することを禁じる仮処分を受けたと発表した。

 日亜化学によると、仮処分の対象となったのは、エバーライトの従業員、Bernd Kammerer氏による「米国において2015年4月23日、エバーライトの申し立ては完全に認められ、デトロイト市所在の東ミシガン地区連邦地方裁判所は、両特許が無効であると示した」、「現在、われわれはYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)の使用に関してもはや何の制限もない」という2つの発言。日亜化学は、米国での訴訟は現在も続いていて確定判決は出ておらず、日亜科学の2件の特許は有効だと指摘。エバーライトが今後仮処分に違反した場合、最大25万ユーロ(約3,400万円)の罰金が科せられると説明した。

 15日付経済日報によると、エバーライトは日亜化学の発表に対し、「(仮処分は)単なる言葉の説明の誤解に対する制限であり、東ミシガン地区連邦地方裁判所での陪審団評決や、ドイツ連邦裁判所での当社の勝訴判決に対し何ら影響を及ぼさない」との声明を発表した。