ニュース 社会 作成日:2015年7月16日_記事番号:T00058140
ジャーナリストの周玉蔻氏が今年1月、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が昨年の台北市長選期間に国民党の連勝文候補に3億台湾元(約12億円)の献金を行ったと取れる発言を行い、名誉毀損(きそん)で訴えられた裁判で、郭董事長は15日、自ら証人として出廷し、献金の事実を否定した。16日付蘋果日報が伝えた。
郭董事長は記者団に対し、両手の手のひらにボールペンで書いた「忍(耐える)」という文字を見せ、これまで耐えてきたと強調した(15日=中央社)
郭董事長は審理後に和解の可能性について、「決断した以上、首をはねられることも血を流すことも辞さず、決して後悔しない」との表現で、訴えを取り下げることはないとの考えを示した。
柯文哲台北市長は今年1月、「昨年ある企業経営者に会おうとしたが、相手方はライバル候補(連勝文氏)に3億元を寄付したことを理由に断ってきた」とテレビ番組で発言した。その後、周氏はテレビ番組で郭董事長に「3億元を献金したのは郭氏ではないか」と発言し、郭董事長は賠償と謝罪を求め、周氏を提訴していた。
郭董事長は証人尋問で、「昨年9月6日に新北市で出席したパーティーで、柯文哲夫妻が会いたがっていると告げられたが、その場で断った。台北市長選の候補に献金はしておらず、周氏から事実確認もなかった」と主張した。
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