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国民党、立法委員ら5人を除名処分


ニュース 政治 作成日:2015年7月16日_記事番号:T00058142

国民党、立法委員ら5人を除名処分

 国民党は15日、紀国棟立法委員や、既に離党して親民党からの立法委員選挙立候補を決めた張碩文・元立法委員ら5人の除名処分を決めた。「テレビの政治討論番組で不当な言論を発表し、国民党をおとしめた」ことを理由とした。洪秀柱副主席(立法委員)を総統選公認候補に選ぶ19日の全国代表大会(党大会)を前に、異論を抑圧して党の団結を図る狙いがあるとみられる。16日付自由時報が報じた。

 
除名処分を受けた紀立法委員。不分区(比例)選出のため、除名によって立法委員の資格を失う(15日=中央社)

 両氏以外の除名者は、▽楊実秋氏(元台北市議会議員)▽李慶元氏(台北市議会議員)▽李柏融氏(党中央委員)──。李柏融氏は洪氏の推薦署名数が捏造(ねつぞう)されたものだとして洪氏や朱立倫主席らを告発したことが党紀違反に当たるとされた。

 朱主席は処分について「青い旗(国民党旗)を掲げて青い旗に反対することは許されない」と述べ、5人が異分子だったことを強調した。これに対し紀立法委員は、「党指導者は大きな間違いを犯した。痛切に反省してほしい」と批判した。

 今回の処分に対しては、議員が党勢を落としている国民党から親民党に移る動きをけん制する狙いがあるとの見方も出ている。