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豪州、台湾とのECA「慎重に検討」


ニュース その他分野 作成日:2015年7月16日_記事番号:T00058146

豪州、台湾とのECA「慎重に検討」

 15日に閉幕した経済分野における台湾とオーストラリアの次官級協議で、台湾側はオーストラリアとの経済協力協定(ECA)交渉を持ち掛け、オーストラリア側は慎重に検討すると表明した。鄧振中経済部長は9月にオーストラリアの首都キャンベラを訪れる予定で、アンドリュー・ロブ貿易・投資大臣とECA締結の実現可能性について協議するとみられる。16日付工商時報が報じた。

 経済部国際貿易局(国貿局)の徐大衛副局長によると、オーストラリア側は台湾製の鉄鋼製品が、同国でゼロ関税を享受する中国、インド製品との競争圧力に直面していることを認識しており、持ち帰って検討する意向を示したという。

 また、台湾とニュージーランドの経済協力協定(ANZTEC)が2013年に発効後、ニュージーランドと輸出品目が似通っているオーストラリアの対台輸出に影響が出ており、オーストラリア側に台湾とのECA締結を検討する土壌が生まれている。国貿局によると、ニュージーランドの昨年の対台輸出は22.3%成長したが、オーストラリアの対台輸出は7.26%のマイナス成長となった。