ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

航空2社の販売手数料削減、旅行業界が抗議


ニュース 運輸 作成日:2015年7月16日_記事番号:T00058150

航空2社の販売手数料削減、旅行業界が抗議

 長栄航空(エバー航空)と中華航空(チャイナエアライン)がこのほど、旅行会社に支払う航空券の販売手数料率を9%から5%に引き下げたことを不満として、中華民国旅行業品質保証協会は近く、業界全体で航空券の発券を3日間中断する統一抗議行動を取る。中央社電が伝えた。

 エバー航空は昨年9月、中華航空は今年1月から販売手数料率を引き下げ、旅行業界に打撃を与えていた。

 同協会の楊賢能副理事長によると、台湾の昨年の出境者数(延べ1,184万人)から試算すると、旅行業界で年間77億台湾元(約306億円)の減収になるという。

 ただ、航空2社は手数料率引き下げの撤回には応じない構えだ。中華航空は「旅行会社は合理的な手数料を上乗せすることが可能だ。旅行会社が発券を中止しても、旅客はインターネットで航空券を(直接)購入でき、実際の航空券販売には影響しない」との見方を示した。