ニュース 政治 作成日:2015年7月17日_記事番号:T00058172
外交関係があるニカラグアを訪問している台湾の馬英九総統は16日、首都マナグアでオルテガ大統領と首脳会談を行った。オルテガ大統領は馬総統に対し、太平洋岸に新港湾を建設する上で支援を要請したが、馬総統は「帰台後に検討する」と述べるにとどまり、具体的な約束は避けた。中央社電が伝えた。
馬総統(右)はオルテガ大統領(左)と農業支援などについて話し合った(16日=中央社)
馬総統は随行記者団に対し、「小切手外交はしない。資金は肝心なところに使う」と述べ、無分別な海外援助は行わない姿勢を示した。
台湾はこれまで資金支援を武器に中米やアフリカを中心に少数の国と外交関係を維持してきた。
馬総統は「中共(中国)の国際的影響力がますます大きくなる中、経済的実力で台湾は比べ物にならない。台湾は規模こそ小さいが長所がある。ニカラグアの零細農家の生活改善を助けるなど、現地の人々に感じてもらえる援助を行いたい」と述べた。
馬総統はまた、「台湾外交は苦しいが、道がないわけではない。多くの国と相互信頼を築いた結果、多くの扉が開かれた。我々人民(台湾人)は断交や国交樹立による影響は感じないが、142カ国・地域でノービザや到着ビザの待遇を受けられることに気づくと考え方も変わってくる」とし、「実務外交」の成果をアピールした。
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