ニュース 運輸 作成日:2015年7月17日_記事番号:T00058177
今年12月に予定されている台北駅と桃園国際空港を結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園国際空港MRT)の開通が2016年2月にずれ込む恐れが出てきた。実際にそうなった場合、延期は5度目となる。交通部高速鉄路工程局(高鉄局)の胡湘麟局長は16日、年内開通の可否を検討中で、8月に開通スケジュールが確定すると話した。17日付経済日報などが報じた。
現在、開通を妨げている要因は機電システムで、胡局長は、3月末に完了するはずのシステム統合テストが今月末までかかる見通しで、MRT運営会社が行う後続の各種テストは8月以降にずれ込むことになると話した。
当初2013年6月を予定していた桃園空港MRTの開通遅延について、高鉄局は請負会社の丸紅に対し、遅延日数1日につき請負代金額の0.05%の支払いを請求することができ、その上限は10%だ。契約金額は250億台湾元のため、最高25億元(約100億円)の違約金が請求される見通しだ。
なお、桃園空港MRTの台北駅〜桃園空港駅間の所要時間は片道35分で、運賃は130〜170元となりそうだ。台湾高速鉄路(高鉄)の台北〜桃園駅間は175元、台湾鉄路(台鉄)は125元、バスは125元。桃園空港MRTは桃園空港駅からエレベーターで空港ロビーに到着するため、利便性が高い。
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