ニュース 石油・化学 作成日:2015年7月17日_記事番号:T00058185
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の幹部は16日、7月のエチレン入札販売について、台湾中油(CPC)に参加を開放し、同社が4,000トンを落札したことを明らかにした。今後、エチレン供給における協力が常態化すれば、CPCの川下メーカーは調達コストの低減につながり、恩恵を受けそうだ。17日付経済日報が報じた。
CPC第5ナフサ分解プラント(通称五軽、エチレン年産50万トン)が昨年7月、生産を停止した後、エチレンの供給が不足し、CPCの川下メーカー各社は不足分を国際スポット市場で調達していた。今後、台塑石化が生産するエチレンをCPCを通じて調達できるようになれば、輸入の運送費用が削減でき、調達コストを抑えることができる。
特にエチレンオキシド(EO)プラントの拡充工事が完了し、生産能力を50%増強した東聯化学(OUCC)や、年末に新プラントの稼働を予定している台湾聚合化学品(USI)や亜洲聚合(アジア・ポリマー)にとって恩恵が大きそうだ。
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