ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

金融当局、保険会社の対外投資緩和を決定


ニュース 金融 作成日:2008年3月3日_記事番号:T00005820

金融当局、保険会社の対外投資緩和を決定

 
 中央銀行と行政院金融監督管理委員会(金管会)は2月29日、台湾元の為替レート上昇を抑制する有効手段として、保険会社による対外投資規制を緩和すると正式に発表した。新たに100億米ドルの投資が可能となり、保険会社は中銀と並んで、台湾元相場の調整役を担うことになる。1日付経済日報が伝えた。

 今回の見直しは昨年の保険法改正で、保険業の海外投資上限が資金運用額の35%から45%に引き上げられたことに伴うものだ。保険会社は1回の申請につき5%まで海外投資比率を引き上げることが認められる。

 保険会社はまた、出資者権益の10%を超えない範囲で、海外の不動産に投資することを認められる。ただ、中国(香港、マカオを含む)への投資は認められない。

 中銀は当初、投資規制の緩和に消極的だったが、台湾元の為替レートが年初来対ドルで4%も上昇したことなどから姿勢転換を迫られた。