ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年7月20日_記事番号:T00058211
中国鋼鉄(CSC)は17日、9月の台湾域内向け鉄鋼製品価格を1トン当たり983台湾元(約3,900円)、平均6.14%引き下げた。今年6度目の値下げで、下げ幅は累計24.12%に上った。18日付工商時報などが報じた。
製品1トン当たりの値下げ幅は大きい順に、▽熱延、1,140元▽棒線、949元▽溶融亜鉛めっきコイル、732元▽冷延、729元▽電磁鋼板、673元▽鋼板、561元▽電気亜鉛めっきコイル、500元──だった。
CSCは、国際鉄鋼価格が下落する中、第3四半期は非需要期で、米国や欧州などの需要が低下しており、台湾域内の川下メーカーの輸出受注力向上のため、全面値下げを決めたと説明した。
同社は第4四半期の見通しについて、世界経済の不安定要素が徐々に消え、需要期入りで在庫補充の動きがあると予想し、製品価格上昇が見込めるとした。
CSCは17日、6月の連結売上高は前年同月比21%減の240億1,900万元、税引前利益は38%減の14億3,900万元だったと発表した。証券会社は、9月価格の引き下げで、同月売上高は約10億元下がるが、原料価格下落により、第3四半期は受注と価格が安定すれば、損益均衡か小幅な黒字になると予測した。
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