照明市場での展開を強化する発光ダイオード（ＬＥＤ）メーカー、東貝光電科技（ユニティ・オプト・テクノロジー）はこのほど、ドイツのチェーンストア向け受注を獲得した。第１弾として８月末〜９月に60ワット（W）相当のＬＥＤ電球を数十万個量産、出荷する予定だ。これにより、同社は欧州照明市場への本格参入を果たすことになる。20日付電子時報が報じた。
ユニティのＬＥＤ電球出荷量は2013年より大幅な成長が続いており、米国照明市場の急速な拡大で、昨年の出荷量は1,500万〜2,000万個に上った。
同社は今年の出荷について、当初4,000万個突破を目指すとしたものの、フィリップスが米国市場で値下げ攻勢を強めた影響で、3,000万〜3,500万個に下方修正した。しかしその後、ドイツ顧客から新規受注を獲得。業績への貢献が見込まれる。
同社は欧州が2016年の重点市場となるとみており、通年のＬＥＤ電球出荷量は5,000万個を突破する見通しだ。
