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信号機に鳥の巣、黄色選んだ理由は?


ニュース 社会 作成日:2015年7月21日_記事番号:T00058223

信号機に鳥の巣、黄色選んだ理由は?

 あるバードウオッチャーがこのほど、高雄市にある信号機の黄信号部分に鳥が巣を作っているのを発見。これを写真に撮ってインターネット上で公開したところ、写真を見たネットユーザーから「すごくかわいい」「信号機の日除けで雨がしのげるからだ」などの感想が寄せられた他、鳥が3色の中から黄色を選んだ理由についてさまざまな憶測が示された。

 鳥の巣が確認されたのは高雄市岡山区の大徳路と中山路の交差点に立つ信号機。発見した同区在住の女性は鳥の写真を撮るのが趣味で、今回の珍しい光景もさっそくカメラに収めた。彼女は鳥が黄色信号を選んだことについて「3色を比べた結果、点灯する時間が最も短く、交通安全に影響が小さいと考えたのでは」と分析。「問題が起きないよう黄色を選ぶなんて賢い鳥だ」とコメントを添えてネット上に写真をアップロードした。

 それを見たネットユーザーから、鳥が黄色を選んだ理由についてさまざまな分析が次々と示された。「黄色は卵が孵化(ふか)するのにちょうどよい温度」といった一見科学的なものや、「人間は誰も黄信号など見ていないから」「鳥の巣に注意を向けさせ、人間が信号無視しないように」などと風刺の聞いた分析もみられた。

 なお、近隣住民によると信号機に巣を作ったのはシマキンパラ(中国語名・斑文鳥)という鳥で、毎日熱心に木の枝を運び込んで巣作りをしていたそうだ。しかし、その後間もなくして近くの交通標識の空洞部分に、他の鳥のひなを狙うことがあるというハッカチョウ(八哥鳥)が住み着いたため、シマキンパラは巣に姿を見せなくなったという。

 シマキンパラは今頃、また別の黄信号にせっせと枝を運び入れているのかもしれない。