ニュース その他分野 作成日:2015年7月21日_記事番号:T00058224
経済部統計処が20日発表した6月の輸出受注総額は前月比2.2%増、前年同月比5.8%減の365億8,000万米ドルで、3カ月連続での前年割れとなった。上半期は2,170億5,000万米ドルで前年同期比1.5%減だった。昨年下半期の輸出受注総額の水準が極めて高かったことから、今年下半期のプラス成長は難しく、通年で6年ぶりに前年割れとなるとの見方が浮上した。21日付工商時報が報じた。
経済部は7月の輸出受注総額について、高水準だった昨年同月からの反動減で前年同月比4%減少すると予想した。林麗貞統計処長は下半期の見通しについて、アップルなどスマートフォン大手ブランドの新製品発売、クリスマスシーズン需要で上半期よりは良くなると予想したが、昨年下半期からは横ばいになれば御の字と指摘した。
6月の輸出受注のうち、IT(情報技術)製品の輸出受注額は前年同月比1.8%増の103億9,000万米ドルで、品目別で唯一プラス成長となった。電子製品は6.7%減の91億4,000万米ドル、精密機器(液晶パネルを含む)は15.9%減の22億7,000万米ドルだった。
市場別では、中国・香港からの6月輸出受注額は90億4,000万米ドルと前年同月比11.5%減少し、3カ月連続で減少幅が1割を超えた。中国・香港からは電子製品の輸出受注の減少額が3億3,000万米ドルと最多で、次に減少額が多かったのは精密機器で3億2,000万元だった。林統計処長は、中国のスマホ需要低下で生産量が減少し、台湾の受注が減ったと指摘。パネルについては、テレビ、スマホ用とも需要が減少したと分析した。
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