ニュース 公益 作成日:2015年7月21日_記事番号:T00058225
水源に乏しい金門島が対岸の中国福建省から海底パイプライン経由で水道供給を受けることが決まり、水道事業者の金門県自来水廠と福建省供水公司は20日、供給契約に調印した。海底パイプラインの建設工事は来月にも発注される予定で、2017年上半期にも水道供給が始まるとみられる。21日付経済日報が報じた。
金門県政府は、地下水枯渇やダムの水質問題を早期に改善するためにも、16年末に前倒しで完成できないか検討すると表明した(経済部リリースより)
契約期間は30年で、総費用は13億5,000万台湾元(約54億円)。中国からの水道供給料金は1立方メートル当たり9.86元となる。これにより、金門島での水道水生産コストは現在の同58.6元から12~13元へと大幅に低下する見通しだ。
中国と台湾の窓口機関は13年6月の第9回トップ会談で福建省から金門島への水道供給で基本合意し、これまで詳細な交渉が進められてきた。
金門島の水道水生産コストは割高だが、水道料金は台湾本島と同額に設定され、差額は離島建設条例が定める政府補助で賄われてきた。
パイプラインは金門島内と海底部分が16.67キロメートル、中国側の陸上部分が11キロメートルで、福建省晋江市の龍湖から囲頭湾を経て、金門島東部の田浦ダムまでを結ぶ。
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