ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

義美食品、新北でポルシェ販売へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年7月21日_記事番号:T00058235

義美食品、新北でポルシェ販売へ

 食品大手の義美食品(I-Meiフーズ)が自動車市場に参入する。独ポルシェの台湾総代理、永業進出口の李智龍総経理は20日、義美食品の高志尚董事長が個人投資事業として、新北市におけるポルシェ車の販売権利を獲得したと発表した。義美食品は自動車市場の将来性と台湾におけるポルシェの競争力を好感しており、同社の安定した収益源になると見込まれている。21日付経済日報が報じた。

 高董事長は資本金100万台湾元(約400万円)で新会社「尚騰汽車」を設立し、長女の高易誼氏が董事長に就き、永業と近く契約を交わすとみられる。尚騰汽車の事業は高易誼氏自身が主導する予定だ。

 尚騰汽車は義美食品が新北市新荘区と板橋区に持つ3,000坪の土地にショールームと補修センターを建設し、2〜3年後に稼動する予定だ。台湾初のポルシェのディーラー拠点となる。投資額は5億元以上。

 ポルシェの過去4年間の台湾販売台数に対し、補修能力は深刻なほど不足していた。李総経理は、永業も用地購入、規模拡大を進めているが、ポルシェの要求で初めて加盟ディーラーを募ったと説明した。義美食品の参入でポルシェの補修能力は大幅に増強され、シェア拡大にもつながると予想されている。