ニュース 社会 作成日:2015年7月22日_記事番号:T00058248
2013年2月に新北市八里区の淡水河岸で近くに住む資産家夫婦の遺体が見つかった殺人事件で、実行犯で死刑判決を受けた人気カフェ「媽媽嘴咖啡」の女性店長、謝依涵被告(事件当時28)とカフェの経営会社を相手取り、殺害された資産家、陳進福さん(同78)の息子が損害賠償を求めた民事訴訟で、台湾高等法院は22日、会社側の連帯責任も認める原告勝訴の判決を言い渡した。22日付中国時報が伝えた。
判決はカフェを経営する「媽媽嘴企業」と謝被告が共同で631万台湾元(約2,500万円)を賠償することを命じる内容。今回の事件では、陳さんの妻、張翠萍さん(同57)の遺族が求めた賠償請求でも謝被告やカフェの出資者に368万元の賠償を命じる判決が下されており、賠償額は合計で約1,000万元となった。
今回の事件では、謝被告が店内で飲料に睡眠薬を混ぜ、被害者を眠らせた上で淡水河岸に運び刺殺した。犯行自体は謝被告単独による計画的犯行とみられている。損害賠償訴訟では、睡眠薬を混ぜた現場が店内だったことなどから、会社側に雇用主としての連帯責任があるかどうかなどが争点となった。
媽媽嘴企業の経営陣は「謝被告の殺人は会社とは無関係で、会社に連帯責任はない」として、判決に強い不満を示し、上訴する構えを見せている。
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